この研究会について

 

 2001年12月、故花田俊典さんの呼びかけに集まった私たちが、原爆文学研究会の第1回研究会を開催して以来、10年以上が経過しました。私たちは、当初、会の名称が示すとおり、西日本の2つの都市にアメリカ軍によって落とされた「原子爆弾」にまつわる「文学」と「「文学的」な問題」を、中心的なテーマとして、研究、活動を始めました。

 しかし、それは決して、「題材」として限定的に「原爆」を捉えようという試みではなく、「発会の辞」に言うように「いわゆる記憶の風化の問題、語り部の語り口の問題、世界的規模の核兵器削減・廃絶に関わる問題、あるいは戦争と平和論の問題など、今日なお模索すべき課題」として、言いかえれば、現在を生きる私たちの課題として「原爆」を含む核エネルギーの問題を捉えようという試みでした。

 そして、2011年3月の東日本大震災とそれに伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故が起きました。原子爆弾・水素爆弾という〈兵器〉と原子力発電所という〈利器〉が科学技術をはじめとする様々な関係性において実は連続し、同じ脅威をもたらすものであったことを、まざまざと私たちは体験しています。

 そうして見るとき、世界には様々な形で、核エネルギーの脅威にさらされている地域と人々があり、それと向き合う言葉や映像や芸術があります。それらを見すえたグローバルな視点を獲得するために、また、一方でヒロシマ、ナガサキ、ビキニ事件などに関わる言葉と文化をローカルな視点から研究するために、今後も会を続けて参ります。現在につながる問題として、過去を学びなおし、未来を構想するためにも、研究者だけの閉じられた言葉に陥らぬよう、常に開かれた会であり続けます。


2013年6月2日     代表世話人 長野秀樹


 

  原爆文学研究会発足の辞

 戦後半世紀、「原爆」という「わたしたちの体験」はさまざまな形で問題化されてきましたが、いわゆる記憶の風化の問題、語り部の語り口の問題、世界的規模の核兵器削減・廃絶に関わる問題、あるいは戦争と平和論の問題など、今日なお模索すべき課題は多くあるようです。
 本会では、これを「文学」、あるいは「文学的」な問題として再考していきたいと考えています。
 思えば戦後五十年、「原爆文学研究」と銘打った雑誌は刊行されていないようです。これはどういうことなのか。文学というジャンルは、情感を盛り込むことに適した表現形式として当事者たちの有効な「記録」媒体として用いられてきましたが、同時にまた、文学はクリエイティヴな言語運用の表現形式でもあります。後者の意味において、原爆「文学」は、きわめて今日的な光景の創造の場といっていいでしょう。換言すれば文学の場における「原爆」の光景は、不断の現在の産物といっていいかもしれません。
 これらのことを、ゆるやかに意識しつつ、幅広い視野のもとに、お互いの問題意識を交換し、自由に忌憚なく対話する場として、原爆文学研究会を発足いたします。

 

主な活動の内容

○研究会の開催・・・・・・年に3回(4月・8月・12月)。

会報「原爆文学研究会報」の発行・・・・・・年に3回。

機関誌「原爆文学研究」の発行・・・・・・年に1回(12月)。

 

次回の研究会

 

第52回原爆文学研究会

○日時 2017年5月20日(土)・21日(日)

○会場 原爆の図丸木美術館

(〒355-0076 埼玉県東松山市下唐子1401 Tel 0493-22-3266)

※詳細が決まり次第、本ホームページにてお知らせいたします。





過去に開催した研究会

 

1回 原爆文学研究会

○日時 20011222日(土)14時より

○会場 九州大学六本松キャンパス大学院棟1F101号室

○研究発表

  「原爆「文学」研究について」 花田俊典(九州大学)

  「「原爆文学という問題領域」再考」 川口隆行(台湾・大葉大学外語学院)

 

2回 原爆文学研究会

○日時 2002330日(土)14時より

○会場 長崎大学文教キャンパス教育学部棟会議室

○研究発表

  「アメリカ占領下における「プロテスタントキリスト者」の〈原爆意識〉」 服部康喜(活水女子大学)

  「禁じられた遊び―核武装の夢想『沈黙の艦隊』―」 田崎弘章(佐世保工業高等専門学校)

 

3回 原爆文学研究会

○日時 2002629日(土)14時より

○会場 九州大学六本松キャンパス大学院棟1F101号室

○研究発表

  「原爆乙女の物語」 中野和典(九州大学大学院生)

  「井上光晴「手の家」の問題」 長野秀樹(長崎純心大学)

 

4回 原爆文学研究会

○日時 200291日(日)14時より

○会場 長崎大学文教キャンパス教育学部棟大会議室

○研究発表

  「日本ペンクラブの「ヒューマニティ」をめぐって」 石川巧(九州大学)

  「原爆詩の表現」 中原豊(長崎大学)

 

5回 原爆文学研究会

○日時 20021228日(土)14時より

○会場 九州大学六本松キャンパス大学院棟1F101号室

○研究発表

  「「長崎」のイメージ」 畑中佳恵(日本学術振興会特別研究員)

  「『失われた言葉を求めて』について」 南嘉久(福岡県生活協同組合連合会)

 

6回 原爆文学研究会

○日時 2003315日(土)14時より

○会場 長崎大学文教キャンパス教育学部棟大会議室

○研究発表

  「体験した特権、体験していない特権」 井伏鱒二「黒い雨」―/内田友子(九州大学大学院生)

  「定型詩に表われた原爆―竹山広を中心に」 中里喜昭(小説・文芸誌「葦牙」編集同人)

 

7   原爆文学研究会

○日時  2003 6 28 日(土) 14 時〜 17

○会場 九州大学六本松キャンパス大学院棟1F101号室

○研究発表

  「今村昌平と原爆の表象」 野坂昭雄(大分県立芸術文化短期大学)

  「田中千禾夫「マリアの首」と長崎原爆乙女の物語」 服部康喜(活水女子大学)

 

8   原爆文学研究会

○日時 2003 9 27 日(土) 14 時〜 17

○会場 広島市まちづくり市民交流プラザ(広島市中区袋町6-36

○研究発表

  「「夏の花」エピグラフを廻って」 片山典子(広島女子大学大学院国際文化研究科)

  「 被害と加害のディスクール」 川口隆行(台湾・東海大学文学院日本語文学系)

 

9   原爆文学研究会

○日時  2003 12 20 日(土) 14 時〜 17

○会場 九州大学六本松キャンパス大学院棟1F101号室

○研究発表

  「非〈原爆文学作家〉としての出発―大田洋子『屍の街』」 亀井千明(甲南女子大学大学院生)

  「『金比羅山』をめぐって」 大木錬山

 

10   原爆文学研究会

○日時 2004 3 20 日(土) 14 時〜 17

○会場   佐世保工業高等専門学校多目的教室

○研究発表

  「封じ込められる被爆の記憶―長崎の都市開発と被爆の「記憶の場」―」 新木武志

  「天草と長崎被爆者―ひとはひとりとして―」 中原澄子

 

11   原爆文学研究会

○日時  2004 7 3 日(土) 14 時〜 17

○会場 九州大学六本松キャンパス大学院棟1F101号室

○研究発表

  「B29の記憶―戦争は美しいか」 坂口博

  「 核シェルターという文学空間」 中野和典

 

12   原爆文学研究会

○日時  2004 9 11 日(土) 14 時〜 17

○会場   大分県立芸術文化短期大学人文棟 2 階会議室

○研究発表

  「原爆児童文学のアクチュアリティー」 木村功(岡山大学)

  「被爆者・ろうあ者・言語」 長野秀樹(長崎純心大学)

 

13   原爆文学研究会

○日時  2004 12 18 日(土) 13 時〜 17

○会場 九州大学六本松キャンパス大学院棟1F101号室

○研究発表

  「原爆とエロス[生の衝動]―川上宗薫の自伝的小説をめぐって」 石川巧(九州大学)

  「平和運動の描かれ方―〈原爆文学〉の中で―」 内田友子(福岡女子大学非常勤講師)

 

14   原爆文学研究会

○日時  2005 4 2 日(土) 13 時〜 17

○会場 プラザホテル寿(山口市湯田温泉3-3-13

○研究発表

  「原口喜久也―原爆詩人の生成」 中原豊

  「 原爆と万博と文学」 波潟剛

 

15   原爆文学研究会

○日時  2005 7 16 日(土) 13 時〜 17

○会場 九州大学六本松キャンパス大学院棟1F101号室

○研究発表

  「 心象風景としての被爆都市」 中野和典

  「 峠三吉の詩―目取真俊「水滴」と戦争詩を補助線として―」 野坂昭雄

 

16回 原爆文学研究会 ―公開シンポジウム―

○テーマ 原爆をどのように語りうるか―原爆を描くこと、受容することをめぐって

 

 戦後60年である現在、さまざまな場で戦中・戦後を再評価する動きが見られる。大規模な反日デモを引き起こした歴史教科書や靖国神社参拝、あるいは改憲の賛否をめぐる議論等、社会的に関心を集めている問題も戦中・戦後をどのような形で意味づけ記憶するかという問題に密接な関わりを持っている。

 戦後、多く生み出された戦争を題材とする表現(詩・小説・絵画・漫画・映画・演劇等)はイメージや物語として戦中・戦後の記憶を形成し、共有させるものとして機能してきた。中でも原爆は戦争の悲惨さ示す最たるものとして描かれ、受容されてきた。

 しかし、戦後60年という時間の経過の中で、原爆を描くこと、受容することの意味は刻々と変化しつつあるようである。直接原爆を体験した被爆者の高齢化、それにともなう「真実の証言者」の少数化、平和教育のマンネリ化、米国の「核の傘」による保護が定着する中での「唯一の被爆国」からの訴えの無力化、原発や劣化ウラン弾の使用による広域にわたる被曝者の増加にともなう「唯一の被爆国」という自己確認自体の空洞化等が進行する現在、原爆を描くこととそれを受容することの意味づけを問い直さなければ、原爆の表現がもつ力(現実性)は弱体化してゆくことになるだろう。原爆、あるいは核をめぐる状況が複雑化する中、原爆の表象をさまざまな問題と接続しながら問い直す必要がある。

 「原爆をどのように語りうるか―原爆を描くこと、受容することをめぐって」というテーマ設定の理由は、従来の被爆者/非被爆者、あるいは創作者/受容者という枠組みを横断して原爆の表象がもつ力(現実性)の可能性を模索したいという企図による。原爆の表象が力(現実性)を持ちうるとすれば、それは原爆の何についてどのように語ることによって可能なのか、という問題を多様な表現形式を射程に入れつつ検討したい。

 

○日時 2005910日(土)13時より

○会場 九州大学六本松キャンパス本館2F・第1会議室

○内容

  T 基調講演 小沢節子氏、直野章子氏、田崎弘章氏(各30分程度)

  U 自由討論 講演者・原爆文学会メンバー・希望参加者による討論

 

講演者紹介

  小沢節子:『「原爆の図」描かれた〈記憶〉、語られた〈絵画〉』(岩波書店)、他。丸木美術館評議員・早稲田大学非常勤講師。

  直野章子:『「原爆の絵」と出会う 込められた想いに耳を澄まして』(岩波書店)。九州大学大学院比較社会文化研究院助教授。

  田崎弘章:小説「静かの海」(「文學界」第50巻第4号、第26回 九州芸術祭文学賞最優秀賞受賞)、他。佐世保高等専門学校助教授。

 

コメンテーター 柳瀬善治(台湾・静宜大学)/司会 川口隆行(台湾・東海大学文学院)

 

共催 九州大学PPプログラム〈「九州」という思想〉

 

17   原爆文学研究会

○日時  2005 12 10 日(土) 13 時〜 17

○会場 広島大学東広島キャンパス教育学部A103号室(日本語教育学科観察室、調整室、通称スタジオ)

○研究発表

  「原爆を表象する典型をめぐって―被爆の経験とどのように出会い、出会わないか―」 畑中佳恵(西南学院大学非常勤講師)

  「栗原貞子論―原民喜との比較を中心にして―」 水島裕雅(広島大学)

 

18   原爆文学研究会

○日時  2006 3 25 日(土) 13 時〜 17

○会場 九州大学六本松キャンパス大学院棟1F101号室

○研究発表

  「「東海道戦争」と「となり町戦争」―手もとから始まる戦争」 内田友子

  「原爆文学とルポルタージュ―方法をめぐって―」 楠田剛士

 

19   原爆文学研究会

○日時  2006 7 15 日(土) 14 時〜 17

○会場 九州大学六本松キャンパス大学院棟1F101号室

○研究発表

  「原爆と恋愛 大田洋子「人間襤褸」の行方」 亀井千明

  「科学としての原爆」 長野秀樹

 

20回 原爆文学研究会

○日時 20061216日(土)14時より

○会場 九州大学六本松キャンパス大学院棟1F101号室

○研究発表

  「映画から学ぶ「ヒロシマ」の語り方〜『二十四時間の情事』のテクスト分析」 高野吾朗

  「人間存在の不安―原爆文学と収容所文学」 ウルシュラ・スティチェック

 

21回 原爆文学研究会

○日時 2007728日(土)14時より

○会場 九州大学六本松キャンパス大学院棟1F101号室

○研究発表

  「 告発と沈黙と―石原吉郎を中心に―」  川口隆行

  「『黒い雨』の中のヒストリー」 楠田剛士

 

22回 原爆文学研究会

○日時 20071020日(土)14時より

○会場 九州大学六本松キャンパス大学院棟1F101「号室

○研究発表

  「青来有一『爆心』の位置」  内田友子

  「 触媒としての身体―大田洋子「暴露の時間」論―」 中野和典

 

23回 原爆文学研究会

○日時 200829日(土)14時より

○会場 九州大学六本松キャンパス大学院棟1F101号室

○研究発表

  「原爆と福永武彦『死の島』 」 上村周平

  「平和式典テレビ中継の変遷とローカルメディア」 森田均

 

24回 原爆文学研究会

○日時 200867日(土)14時より

○会場 活水女子大学東山手キャンパス4号館2階会議室

○研究発表

  「ヒロシマから重慶へ―「一国平和主義」を超えるために―」  坂口博

  「林京子と第三次原爆文学論争について」 野坂昭雄

 

25回 原爆文学研究会

○日時 2008914日(日)13時より

○会場 九州大学六本松キャンパス本館2F・第1会議室

○研究発表

  「〈夢千代日記〉における原爆・白血病・吉永小百合」 石川巧

《ミニ・シンポジウム》「原爆文学研究への展望―川口隆行『原爆文学という問題領域』を視座として―」
 

        高野吾朗、長野秀樹、ロベルタ・ティベリ、川口隆行
 

 

26回 原爆文学研究会

○日時 20081220日(土)1330分より

○会場 九州大学六本松キャンパス大学院棟1F101号室

○研究発表

  「『マリアの首』の系譜―田中千禾夫・井上光晴・青来有一・田口ランディ」 田崎弘章

  「 解体される「ヒロシマ」の「平和」―ジェラルド・ヴィゼナーの『ヒロシマ・ブギ』」 松永京子

○報告

  聞き書きから散文詩へ/中原澄子

 

27回 原爆文学研究会

○日時 200955日(土)14時より

○会場 九州大学西新プラザ中会議室

○研究発表

  「「殲滅兵器」という問題―古井由吉『先導獣の話』論―」 雨宮幸明

  「 山田かんの詩―『アスファルトに仔猫の耳』を中心に」 中原豊

 

3回戦後文化運動合同研究会
28 回原爆文学研究会
合同研究会 〈広島/ヒロシマ〉をめぐる文化運動再考―「つながり」と想像力の軌跡―

○戦後文化運動合同研究会は、「第V期サークル村」に由来する福岡の隔月研究会(現在では筑豊・川筋読書会)と、東京の文化工作研究会の合同研究会として発足。全国の戦後文化運動を網羅的に調査・研究していく研究者集団として、第1 回会合を2008 6 月東京、第2 回会合を同年11 月福岡で開催した。

○原爆文学研究会は、2001 12 月に九州在住者を中心に発足。現在、西日本を中心とした全国各地、海外にも会員が広がっている。事務局を九州大学におき、年4 回の研究会を開催、会誌『原爆文学研究』(花書院)を毎年刊行している。


○合同研究会とは、それぞれの「現場」をもつ者による自由で忌憚のない対話、交流の実践にほかならず、新たなつながりを生み出そうとする「現場」そのものでもある。今回の広島開催にあたって、そうした「現場性」を強めるためにも、緩やかなテーマを設定した。私たちに託された遺産(legacy)としての戦後日本の文化運動は、原爆や戦争の経験を、反戦平和に関する諸問題を、どのように語りつないでいったのか/語りつなげなかったのか、そこにはどのような今日的な可能性や問題が存在するのか。1950 年代の広島、長崎の事例を中心に、占領期から60 年代前半ぐらいの全国諸地域を視野に含めつつ、領域横断的な議論を展開していきたい。

○日時 20098 2930日(土・日)
○会場 広島大学東千田キャンパス(広島市中区東千田町1189):L404 講義室(定員60 名)

◇タイムテーブル
1 日目〉(29 日) 13 時開始(12 時半開場)〜18 時終了予定
13
00 分 開始・あいさつ
13
10 分 参加者自己紹介
13
30 分 報告1:水島裕雅「峠三吉と「われらの詩の会」」
14
10 分 コメント:宇野田尚哉
14
25 分 討議
14
55 分 報告2:竹内栄美子「山代巴の文学/運動」
15
35 分 コメント:松本麻里
15
50 分 討議
16
20 分 休息 15
16
35 分 報告3:楠田剛士「山田かんとサークル誌」
17
15 分 コメント:坂口博
17
30 分 討議
18
00 1 日目終了・翌日の予定確認・懇親会の案内
18
10 分 移動開始 懇親会
2 日目〉(30 日) 10 時開始(9 時半開場)〜15 10 分終了予定
10
00 分 報告4:岡村幸宣「「原爆の図」全国巡回展の軌跡」
10
35 分 報告5:小沢節子「体験者の表現と運動のあいだ 丸木スマ、大道あやと《原爆の図》」
11
10 分 コメント:山本唯人/波潟剛
11
30 分 討議
12
00 分 昼休憩 60
13
00 分 報告6:道場親信「「原爆ゆるすまじ」と東京南部」
13
35 分 報告7:東琢磨「広島市街区とうた・詩・演劇」
14
10 分 コメント:小田智敏
14
25 分 討議/包括討議
15
10 分 全日程終了
全体進行(司会):道場親信/川口隆行

◇報告者 コメンテーター 司会
水島裕雅(広島大学名誉教授/「広島に文学館を!市民の会」代表/比較文学)
宇野田尚哉(神戸大学/日本思想史)
竹内栄美子(千葉工業大学/日本近代文学)
松本麻里(ものかき/アクティヴィスト/雑誌『VOL』編集委員)
楠田剛士(九州大学大学院生/日本近代文学)
坂口博(創言社編集人)
小沢節子(早稲田大学ほか/日本近現代史、美術史)
岡村幸宣(原爆の図丸木美術館学芸員)
山本唯人(東京空襲・戦災資料センター研究員/都市社会学)
波潟剛(九州大学/日本近代文学、アヴァンギャルド研究)
東琢磨(音楽評論家)
小田智敏(広島修道大学ほか/ドイツ哲学、音楽美学)
道場親信(和光大学/日本社会科学史、社会運動論)
川口隆行(広島大学/日本近代文学、文化史研究)

 

29回 原爆文学研究会

○日時 20091031日(土)14時より

○会場 九州大学西新プラザ中会議室

○研究発表

  「大野允子『ヒロシマの少女』論 ―おとなになるとはどういうことか―」 ロベルタ・ティベリ

「核エネルギー言説の戦後史〜原子核物理学者の言説を中心に〜」 山本昭宏

 

30回 原爆文学研究会

○日時 2010321日(日)14:0017:00

○会場 九州大学西新プラザ中会議室(福岡市早良区西新2-16-23  092-831-8104)

○研究発表

  「占領下における広島女学院の原爆の語り」 四條知恵

「原爆の記憶と朝鮮戦争― 一九五〇年広島における反戦平和詩のダイアグラム」 中根隆行

 

31回 原爆文学研究会

○日時 2010731日(土)14:0017:30

○会場 九州大学西新プラザ中会議室(福岡市早良区西新2-16-23  092-831-8104)

○研究発表

  「発掘された記憶―1952年「原爆の図」北海道巡回展」 岡村 幸宣

「長崎の〈原爆の図〉展―1980年代の反核・平和運動とキリスト教会―」 服部康喜

 

32回 原爆文学研究会(日本社会文学会と共催)

○大会テーマ「原爆体験と表象/文学― 過去からの呼びかけ、未来への語りなおし―」

○日程 2010102日(土)・3日(日)

○会場 広島大学東広島キャンパス学士会館二階レセプションホール


1日目(10月2日(土)12:40より ※オープニングイベント 11:00より)

○オープニングイベント

  松川真澄 劇的朗読会「慟哭―広島、あい―」(*学士会館2 階ラウンジ)

○研究発表〔*コメント〕

  「女性と沈黙――林京子を中心に」 姜東星〔*野坂昭雄〕

「小説かルポルタージュか――核時代の表象と大江健三郎」 山本昭宏〔*島村輝〕

「核時代における人間の崩壊と歴史の再生――堀田善衞『審判』試論」 矢崎彰〔*高野吾朗〕

「主体のゆらぎ――大田洋子「山上」を中心に」 中野和典〔*山口直孝〕

○講演

「肯定形としての〈原爆〉――占領期のいくつかの言説」 河西英通


2日目(10月3日(日)9:10より)

○シンポジウム「原爆表象/文学と政治的リアリズム」

基調報告

「誰が「広島」を詠みうるか?」 松澤俊二

「見なかった者が描く絵画― 非目撃者による原爆の視覚的表象」 加治屋健司

「「知的概観的な時代」の「表現行為」について― 三島由紀夫を視座として「加害」と「被害」を考える―」 柳瀬善治

〔司会 深津謙一郎・水川敬章/コメント 岩崎稔・加納実紀代〕


詳細

タイムスケジュール&発表・講演・報告要旨(PDFファイル)
大会のご案内(PDFファイル)

 

33回 原爆文学研究会

○日時 20101225日(土)12:3017:30(※通常より開始時間を早めておりますのでご注意ください)

○会場 九州大学西新プラザ中会議室(福岡市早良区西新2-16-23  092-831-8104)

○研究発表

  「『被爆体験』の輿論史とローカル・メディア 〜編集者としての栗原貞子・山田かんを中心に」 福間 良明(立命館大学)

「文体と出来事の記憶 ―林京子「祭りの場」について」 村上 陽子(東京大学大学院生)

○合評会

  ジョン・W・トリート『グラウンド・ゼロを書く―日本文学と原爆』 報告 野坂 昭雄(大分県立芸術文化短期大学)

 

34回 原爆文学研究会

1日目

○日時 201157日(土)14:0018:00

○会場 立教大学池袋キャンパス9号館B01教室(東京都豊島区西池袋3-34-1 TEL:03-3985-2202)

○研究発表

  「試論:小説・映画・絵画における被爆者の「性的」描写について」 野吾朗(佐賀大学)

大江健三郎と原民喜―「夏の花」の評価をめぐって―」 高橋由貴(東北大学文学研究科専門研究員)

2日目

○日時 201158日(日)

午前 原爆の図丸木美術館見学

午後 軍需工場跡「吉見百穴」見学

 

35回 原爆文学研究会

1日目

○日時 2011730日(土)14:00

○会場 活水女子大学(長崎市東山手町1-50 TEL:095(822)4107)4号館2階会議室

○研究発表

  「原爆被爆者三世代――証言とそこから見えてきたもの」 澤田愛子

「記憶をつなぐ語り――長崎・被爆経験の継承実践が示すもの――」 冨永さとみ

※澤田愛子氏のご発表は氏の御著書『原爆被爆者三世代の証言――長崎・広島の悲劇を乗り越えて』(創元社、2011年2月)に関連するものですので、

 各自事前にお読みいただければ議論が深まると思います。

2日目

○日時 2011731日(日)

○内容 軍艦島ツアー 9:00

 

36回 原爆文学研究会 (詳細→PDF版

○日時 2011924日(土)14:0017:30

○会場 京都大学文学部総合研究2号館1階第9演習室(京都市左京区吉田本町 TEL:075(753)2700)

《ワークショップ趣意文》被爆の記憶と原子力の夢――原爆文学から問いなおす――

被爆体験の想起と原子力への期待感、戦後日本の核エネルギー観はこの両者の拮抗を通して形成されてきたと考えられる。1950年代から60年代にかけて、日本の成長戦略と合致するエネルギーとしての原子力が喧伝された一方で、原水禁運動のように被爆体験の意味付けに関わるさまざまな動きが登場した。70年代に入り全国各地(それも「僻地」と呼ばれるような地域)に原発建設が進むと、被爆をめぐる議論と原発をめぐる議論は、原水禁運動や一部の市民運動をのぞいては、いよいよ接点を持ちえなくなった。
このように概観したとき、では被爆体験の想起と原子力への期待感は、いったいどのように合流し、どのように反発しあい、抑圧し合ったのかという問いが生まれるだろう。そして、その具体的な関係を「原爆文学」という観点から顧みる機会は、東日本大震災後の原発をめぐる喧騒の中でも、意外なほどに少なかったのではないだろうか。本ワークショップはその間隙を埋めることを最大の目的にしている。報告と自由な討論を通して、これからの「原爆/原発」の語りにむけての手がかりをつかみたい。

 *****プログラム*****
   14:00 連絡/自己紹介
   14:20 趣旨説明 山本昭宏
   14:25 報告1 山本昭宏(京都大学院生)
              「1950年代の広島における被爆体験と原子力への期待感 
                −サークル誌『われらのうた』『われらの詩』を中心に−」
   14:55 報告2 中谷いずみ(奈良教育大学)
              「原水禁署名運動とジェンダー」
   15:25 報告3 野坂昭雄(大分県立芸術文化短期大学)
              「デリダ・ゲーム理論・正力松太郎」
   15:55 休憩
   16:15 コメント 福間良明(立命館大学) 川口隆行(広島大学)
   16:35 全体討議
   17:30 終了

 

37回 原爆文学研究会

創立10周年記念ワークショップ「原爆文学研究この10年、これからの10年」

○日時 20111225日(日)13:0017:30

○会場 九州大学西新プラザ中会議室

○報告者
       長野秀樹(長崎純心大学)    中野和典(福岡大学)
       深津謙一郎(共立女子大学)   松永京子(神戸市外国語大学)
       李文茹(淡江大学・台湾)

○司会・コーディネーター  川口隆行(広島大学)

 

38回 原爆文学研究会

○日時 2012317日(土)14:0017:30

○会場 福岡大学セミナーハウスセミナー室D(福岡市中央区六本松三丁目4番20号 TEL:092-751-8141)

○研究発表

「占領下の原爆言説――カストリ雑誌は何を伝えたか」 石川巧

「「生活記録」から「証言」へ――「長崎の証言」刊行委員会創設期とその周辺」 東村岳史

詳細

 

39回 原爆文学研究会

○日時 201277日(土)13:0018:0078日(日)9:1012:30

○会場 広島大学東千田キャンパス(広島市中区東千田町1−1−89)L404講義室


○7月7日 研究発表

「原爆死没者慰霊碑文の英訳について――グローバリゼーション下の想像力」 齋藤一

「被爆地広島のサークル詩誌『われらの詩』と峠三吉」 宇野田尚哉

「大石又七の表現――核と向き合う戦後思想のひとつの可能性として」 小沢節子


○7月8日 ワークショップ「北米文学における核の表象について」

会の発足から今に至るこの十年間、当研究会が志向してきた「原爆文学」探求の方向性は、どちらかというと、日本国内の文化・文学状況の考察へと大きく傾きがちであったように思われる。そうした考察の重要性が依然として脈脈と存在し続けているその一方で、日本国外における「原爆」への視点の 探求も、それとまた同様によりいっそう深まっていかねばならないだろう。多文化的かつ複眼的な研究姿勢がこれまで以上に強く求められているのは、 他の分野同様、「原爆文学」研究の分野においてもまた然り、なのである。その一里塚として、今回のワークショップでは、北米文学研究者三名からの 話題提供を議論の出発点にしつつ、北米圏ならではの原爆(あるいは核兵器)と文学との関わりあいを探ってみることにしたい。北米文学の現状の一端 を垣間見ることが、日本文学における「原爆」表象分析の従来のありようをさらに豊かなものへと高めてくれることを、期待してやまない。

「Nuclearism and Post-War American Culture(核保有論と戦後アメリカ文化について)」 マイケル・ゴーマン

「核をめぐるアメリカ南西部の文学――サイモン・J・オーティーズの詩を中心に」 松永京子

「日系カナダ人作家Joy Kogawaの作品における『原爆』」 松尾直美

コメント 高野吾朗

全体討論

 

40回 原爆文学研究会

○日時 20121223日(日)13:0018:00

○会場 九州大学西新プラザ中会議室(福岡市早良区西新2-16-23  092-831-8104)

○研究発表

「〈内面の発見〉と罪悪感」 篠崎美生子

「あるアメリカ人記者の痕跡――ホーマー・ビガート著『ヒロシマ・ルポ』における語りの手法に関する考察――」 永川とも子

○合評会

後藤みな子『樹滴』(深夜叢書社、2012年7月)  報告 長野秀樹

 

41回 原爆文学研究会 (詳細→PDF版

【1日目】

○日時 2013427日(土)13:0018:00

○会場 福島大学(福島県福島市金谷川1番地)S-24教室

○タイムテーブル

12:30 会場

13:00 諸連絡・自己紹介

13:20 研究発表1 「「非核芸術」の系譜―広島から福島まで」 岡村幸宣(原爆の図丸木美術館学芸員)

(休憩15分)

15:00 研究発表2 「〈原爆〉という観念論―鹿島田真希『六〇〇〇度の愛』の考察―」 野坂昭雄(大分県立芸術文化短期大学准教授)

(休憩15分)

16:40 講話 「終わりなきオブセッション―福島原発事故/隠蔽と強権を超えて原発0へ―」 澤正宏(福島大名誉教授)

18:00 終了

18:30 懇親会

【2日目】

○日時 2013428日(日)9:3016:00

○内容 福島フィールドワーク

○行程

9:30 集合(福島駅東口ロータリー)

9:40 福島駅出発

10:00 ミネロファーム着(福島市松川町水原字峰路8-13) ※被災酪農家による牧場を見学

11:10 ミネロファーム出発

11:20 あぶくま茶屋着(福島市松川町金沢字船場3-27) ※避難している女性農家者の企画「かーちゃんの力プロジェクト」を見学+昼食+「かーちゃんの力プロジェクト」参加者との懇談

12:30 あぶくま茶屋出発

13:45 おだがいさまセンター着(郡山市富田町仮設住宅内) ※富岡町生活支援センターを見学

14:50 おだがいさまセンター出発

15:15 JR新幹線郡山駅着

16:00 福島駅到着・解散(福島駅東口ロータリー)

 

42回 原爆文学研究会 (詳細→PDF版

【1日目】

○日時 2013831日(土)13:0018:30

○会場 神戸市外国語大学(兵庫県神戸市西区学園東町9-1)三木記念会館

○研究発表

  「ジョン・ハーシーの『ヒロシマ』:形成過程の考察〜編集者の役割を中心に〜」 繁沢敦子

「「原爆の子」を読む」 中谷いずみ

「「原爆/原発小説」の修辞学(レトリック)」 中野和典

【2日目】

○日時 201391日(日)10:0016:30

○会場 神戸市外国語大学(兵庫県神戸市西区学園東町9-1)三木記念会館

○プログラム1 ワークショップ「ヒバクシャを「語る」―核と植民地主義―」

 かつて小田実は『HIROSHIMA』の「あとがき」のなかで、原爆の原料となったウラニウムがアフリカのベルギー領コンゴの鉱山から採掘されたことにふれ、原爆は「そもそもの初めから侵略、植民地支配、差別、収奪の歴史とじかに結びついたものであった」と指摘した。実際のところ、ウラン採掘、核実験、核廃棄物処理を含んだ核兵器製造過程や原爆投下、そして原子力発電のあらゆる局面において、人種的・社会的マイノリティが搾取されてきた歴史を無視してヒバクシャを<語る>ことは難しい。
 今回のワークショップではまず、<グローバルヒバクシャ>の提唱者でもある竹峰誠一郎氏が、マーシャル諸島の米核実験被害を住民の「生活史」の観点から聞き書きで再構築し、住民の抵抗の側面も視野にいれつつ核被害の実態に<グローバルヒバクシャ>の射程から迫る。
 次に、本研究会会員の楠田剛士氏が、韓水山の小説『軍艦島』を取り上げ、朝鮮人被爆者の強制連行、炭鉱労働、原爆被爆といった大きな問題がいかに人間の生死のありようを問い直しているのかという点について<語り>の側面から検討する。
 核と植民地の問題に焦点を当てながら、ヒバクシャを<語る>ことの意義をフロアとともに考えてみたい。


9:30 開場

10:00 司会者から 松永京子

10:10 報告1「マーシャル諸島の米核実験被害の実態 ― グローバルヒバクシャの射程から迫る」 竹峰誠一郎

10:40 報告2「朝鮮人被爆者を「語る」― 韓水山『軍艦島』の場合」 楠田剛士

11:10 全体討議

12:00 (休憩)


○プログラム2 記録映像作家・岡村淳ドキュメンタリー上映および鼎談

13:20 司会者から 川口隆行

13:25 ドキュメンタリー上映 「消えた炭鉱離職者を追って」 序章+「リオ フクシマ」

15:30 (休憩)

15:45 鼎談 岡村淳、高野吾朗、川口隆行

16:30 終了


 

43回 原爆文学研究会 (詳細→PDF版

○日時 20131228日(土)13:0018:30

○会場 福岡大学セミナーハウスセミナー室A(福岡市中央区六本松三丁目4番20号  092-751-8141)

○研究発表

「アフリカ・原爆・阿部知二 ― 雑誌『銀の鈴』における連載「暗黒に光を」をめぐって ―」 波潟剛

「放射能被災という出来事の可視化〈経験〉をめぐって ― 「感傷」の可能性を考える ―」 畑中佳恵

「堀田善衛『審判』論 ― 原爆投下の罪と裁き」 水溜真由美

 

44回 原爆文学研究会 (詳細→PDF版

○日時 201431日(土)13:0018:30

○会場 西日本総合展示場新館(AIMビル)3階 315会議室(北九州市小倉北区浅野3丁目8-1 TEL 093-511-6848)

○プログラム

研究発表1 「坂井米夫『アメリカ便り』に見る原水爆と原子―占領下NHKラジオ言説の一端」 坂口博

研究発表2 「被爆者表象の変遷:1950年代〜1960年代のポピュラー文化をてがかりに」 山本昭宏

「はだしのゲンが見たヒロシマ」上映(約80分)

「はだしのゲンが見たヒロシマ」をめぐる対話  石田優子・渡部朋子・渡部久仁子・楠田剛士

 

45回 原爆文学研究会 (詳細→PDF版

○日時 201482日(土)/3日(日)

○会場 名古屋大学大学院国際開発研究科第一会議室(8階)(〒464-8601 名古屋市千種区不老町TEL:052-789-4952)

○プログラム

【1日目】

研究発表1 「プロキノと映画『広島・長崎における原子爆弾の影響』をつなぐもの ― 焦土の撮影とその前史をめぐって」 雨宮幸明

研究発表2 「原爆文学と原発表象をめぐる理論的覚書その3 ― 現代小説を題材に「核」と「内戦」について考える ―」 柳瀬善治

講話 「図書館の自由について ― 『原爆と差別』事件から「はだしのゲン」「アンネの日記」問題まで」 西河内靖泰

【2日目】

「戦後70年」連続ワークショップT 原爆文学「古典」再読1―井伏鱒二「黒い雨」

司会者から―「黒い雨」受容史の整理 中野和典

発題1 齋藤一

発題2 中谷いずみ

「戦後70年」連続ワークショップU 原爆体験の〈表現〉と〈運動〉―60・70年代を中心に

司会者から 川口隆行

報告1 「被爆体験を〈書く〉 ― 山代巴と『原爆に生きて』・『この世界の片隅で』を中心に ―」 キアラ・コマストリ

報告2 「「原爆文献を読む会」とは何だったのか」 小沢節子

スライド作品上映『ある原爆被災者の記録福島菊次郎写真集「ピカドン」より』

報告3 「「核」の連鎖・「難死」の連鎖:小田実『HIROSHIMA』を読む」 道場親信

コメント 川口隆行

 

46回 原爆文学研究会 (詳細→PDF版

○日時 20141221日(日)12:0017:00

○会場 九州大学西新プラザ大会議室(福岡市早良区西新2-16-23 TEL:092-831-8104)

○プログラム

「戦後70年」連続ワークショップV 古典詩と現代詩の協奏―実作者を迎えて

司会者から 野吾郎

詩の朗読・全体討論 新井高子・野吾郎


「戦後70年」連続ワークショップW カタストロフィと〈詩〉

司会者から 野坂昭雄

報告1 原民喜における詩と散文の往還―「永遠のみどり」論― 高橋由貴

報告2 アウシュヴィッツとヒロシマ以後の詩の変貌―パウル・ツェランと原民喜を中心に― 柿木伸之

報告3 3.11に向き合った詩人たち 中原豊

コメント 野坂昭雄

全体討論

 

47回 原爆文学研究会 (詳細→PDF版

○日時 201537日(土)〜8日(日)

○会場 長崎大学環境科学部大会議室(長崎市文教町1-14 長崎大学環境科学部棟1階)

○プログラム

【1日目】3月7日(土) 14:00〜18:00

13:30 開場

14:00 開会・自己紹介

14:20 ジェノサイドとしてのシベリア抑留──長谷川四郎「小さな礼拝堂」論  石川 巧

15:50 休憩

16:10 "Protest and Survival?"──イギリス非核武装運動と"When the Wind Blows"  山 智樹

17:40 事務局より

18:00 1日目閉会

18:30 懇親会


【2日目】3月8日(日) 10:00〜16:20

9:30 開場

「戦後70年」連続ワークショップX 原爆文学「古典」再読2―佐多稲子『樹影』

10:00 司会者より  松永 京子

10:20 発題1  坂口 博

10:40 発題2  村上 陽子

11:00 全体討論

12:00 ワークショップX終了・休憩

「戦後70年」連続ワークショップY 長崎原爆と復興の言説

13:00 司会者より  楠田 剛士

13:10 報告1 長崎原爆の復興をめぐる詩と記録  楠田 剛士

13:40 報告2 「浦上五番崩れ」としての原爆  篠崎 美生子

14:10 報告3 長崎の戦災復興事業と平和祈念像建設  新木 武志

14:40 休憩

14:55 コメント  桐谷 多恵子

15:10 全体討論

16:00 ワークショップY終了・事務局より

16:20 2日目終了


※「戦後70年」連続ワークショップは、科学研究費(基盤B)「核・原爆と表象/文学に関する総合的研究」(研究課題番号:26284038 代表:川口隆行)との共催事業です。

 

48回 原爆文学研究会 (詳細→PDF版

○日時 201581日(土)〜2日(日)

○会場 サテライトキャンパスひろしま 504中講義室(広島市中区大手町1丁目5-3 広島県民文化センター5階 082-258-3131)

○プログラム

【1日目】8月1日(土) 14:00〜18:00

13:30 開場

14:00 開会・自己紹介

14:20 研究発表1 詩人御庄博実と50年代詩運動  宇野田 尚哉

15:50 休憩

16:10 研究発表2 山代巴「或るとむらい」論  川口 隆行

17:40 事務局より

18:00 1日目閉会

18:30 懇親会


【2日目】8月2日(日) 10:00〜16:40

9:30 開場

「戦後70年」連続ワークショップZ  原爆文学「古典」再読3―大田洋子『屍の街』

10:00 司会者から─『屍の街』はどのように読まれて来たか?  中野 和典

10:20 発題1  長野 秀樹

10:40 発題2  柳瀬 善治

11:00 全体討論

12:00 ワークショップZ 終了・休憩

「戦後70年」連続ワークショップ[  広島から問う、「原爆文学」と「戦後70年」

13:00 司会者から  山本 昭宏

13:10 報告1 「原爆」をめぐる想像力の枠組み:朝鮮戦争とベトナム戦争を手がかりに  高 榮蘭

13:40 報告2 被爆体験記における朝鮮人被爆者の表象:1970年代まで  黒川 伊織

14:10 報告3 「原爆文学」の1970年代  成田 龍一

14:40 コメント  山本 昭宏

15:00 全体討論

16:30 ワークショップ[ 終了・事務局から

16:40 2日目閉会


※2日目の「戦後70年」連続ワークショップは、科学研究費(基盤B)「核・原爆と表象/文学に関する総合的研究」(研究課題番号:26284038 代表:川口隆行)との共催事業になります。

 

第49回原爆文学研究会「国際会議:核・原爆と表象/文学─原爆文学の彼方へ─」

詳細→PDF版ポスター(A4版・PDF)

○日時 20151212日(土)〜13日(日)

○会場 九州大学西新プラザ大会議室(福岡市早良区西新2-16-23)

○主催 科学研究費(基盤B)「核・原爆と表象/文学に関する総合的研究」(代表:川口隆行)

原爆文学研究会

○タイムテーブル

【1日目】12月12日(土) 13:00〜17:50

12:00 会場

13:00 開会の辞(趣旨説明)  川口 隆行(広島大学)

13:20 セッション1 移動する原爆-文学   司会 中谷 いずみ(奈良教育大学)

「投下する」側の「記憶」──2015年・日本からの再検証  島村 輝(フェリス女学院大学)

核時代の英米文学者──Hermann Hagedorn, The Bomb that Fell on America(1946)の日本語訳(1950)について  齋藤 一(筑波大学)

ジェラルド・ウィゼナーの『ヒロシマ・ブギ』──大田洋子と「ネイティヴ・サヴァイヴァンス」  松永 京子(神戸市外国語大学)

コメンテーター 吉田 裕(東京理科大学)/中野 和典(福岡大学)

16:00 休憩

16:20 特別講演   司会 李文茹(淡江大学)

大海に浮かぶ夢と放射能の島々  シャマン・ラポガン(小説家)

コメンテーター  野 吾朗(佐賀大学)

17:50 1日目閉会

18:00 懇親会  九州大学西新プラザ展示コーナー


【2日目】12月13日(日) 10:00〜16:40

10:00 セッション2 原爆を視る   司会 楠田 剛士(宮崎公立大学)

原爆写真というメディアと〈詩〉  野坂 昭雄(山口大学)

「キノコ雲」と隔たりのある眼差し──戦後日本映画史における〈原爆〉の利用法  紅野 謙介(日本大学)

「核の不安」から「核の無関心」へ──アメリカのポピュラーカルチャーにおける核のイメージの変容  マイケル・ゴーマン(広島市立大学)

コメンテーター  岡村 幸宣(原爆の図丸木美術館)/鷲谷 花(早稲田大学演劇博物館特別招聘研究員)

12:40  休憩

14:00 セッション3 冷戦文化と核   司会  川口 隆行(広島大学)

核と自由──1960-1970年代の日米における公民権/反戦/反核運動  アン・シェリフ(オバリン大学)

〈核のない平和〉と〈核による平和〉──冷戦期日本の平和論と安全保障論から  山本 昭宏(神戸市外国語大学)

コリア核マフィアの始まり──雑誌『学生科学』(1965)を中心に  林 泰勲(韓国朝鮮大学校人文学研究院PD)

コメンテーター  市川 浩(広島大学)/高 榮蘭(日本大学)

16:40 閉会の辞  長野 秀樹(原爆文学研究会世話人代表・長崎純心大学)

 

第50回原爆文学研究会

詳細→PDF版

○日時 2016514日(土)〜15日(日)

○会場 山口大学 大学会館 第2集会所(山口県山口市吉田1677-1)

○タイムテーブル

【1日目】5月14日(土) 14:00〜18:00

13:30 会場

14:00 開会・自己紹介

14:20 書評1 岡村幸宣『《原爆の図》全国巡回』(新宿書房 2015・10)   東村 岳史

15:50 (休憩)

16:10 書評2 村上陽子『出来事の残響』(インパクト出版会 2015・7)   茶園 梨加

17:40 事務局から

18:00 1日目閉会

18:30 懇親会


【2日目】5月15日(日) 10:00〜13:00

9:30 開場

10:00 原爆文学研究会総会

13:00 2日目閉会

 

第51回原爆文学研究会 (詳細→PDF版

○日時 2016年12月24日(土) 12:00〜18:45

○会場 神戸センタープラザ17号会議室(センタープラザ西館6階)

(〒650-0021 兵庫県神戸市中央区三宮町2-11-1 Tel 078-331-5311)

○タイムテーブル

11:30 会場

12:00 開始・自己紹介

12:20 研究発表1 林京子:核と帝国と日本人娼婦    山ア信子(リーハイ大学・アメリカ)

13:40 (休憩)

13:55 研究発表2 音楽における原爆の表象──原爆詩の扱いとその変遷に着目して──    能登原由美(「ヒロシマと音楽」委員会委員長)

15:15 (休憩)

15:30 研究発表3 台湾現代文学における「核」の表象    李文茹(淡江大学・台湾)

16:50 (休憩)

17:05 原爆文学「古典」再読4──峠三吉『原爆詩集』

発題者:川口隆行(広島大学)/野坂昭雄(山口大学)

18:45 事務連絡

19:00 懇親会



 

 原爆文学研究会事務局 
8140180福岡市城南七隈8-19-1
福岡大学人文学部中野和典研究室内
tel
:092-871-6631(代表)